起業後に多い悩みにはどんなものがあるのか!?

起業後の悩みとして事業が軌道にのるまでに思ったよりも時間がかかり、苦しい時期があります。起業した会社が1年後に残っている割合は、50%程度と言われています。起業前に立てた事業計画が、思いどおりにいかないということもあります。起業仕立ての頃は人件費や家賃などの固定費をおさえて、倒産しにくい会社にしていくことが大切です。

資金ぐりがうまくいかない

起業後の悩みとしてトップにあがっているのは、お金の悩みです。事業が軌道にのらなければ、資金ぐりが苦しくなります。事業を始めたばかりの頃はお客様が少なかったりしますから、売り上げが足りないこともあるでしょう。自社商品やサービスの内容などを営業するか宣伝するかして、顧客の開拓をしなければいけません。

経営に関する知識の不足

会社を経営するには、さまざまな知識が必要になります。起業仕立ての頃は、経験がないためにわからないことだらけです。経営学などの書籍を買って勉強することも可能ですが、実際に会社を運営することと本から学んだ知識とでかなり隔たりがあります。経験を積むためにはある程度の時間が必要になり、試行錯誤の繰り返しが続きます。

従業員の人材育成

最初のうちは、社長と妻の二人だけで事業を始めることもあるでしょう。事業の規模が大きくなるにつれて、従業員を増やす必要が出てきます。従業員の人材育成も、起業後に多い悩みのうちのひとつです。思ったように人材が育たない場合があります。社内教育で従業員を育てたくても日々の仕事に追われ、従業員の教育まで手が回らないことがあるでしょう。

企業の人手不足

社会的に、企業の人手不足が問題になっています。いくら仕事が忙しくても従業員の数が足りなければ、会社の事業は立ち行かなくなります。人手不足には、人が集まらない場合と従業員の居つきが悪い場合があります。従業員の定着が悪く、次々と辞めていく場合なども会社は人手不足となっていきます。多くの人が入りたくなるような会社、または従業員が長く勤めてくれるような会社づくりをすることが大切です。

まとめ

起業後の悩みにはさまざまなものがありますが、事業資金に関することと従業員の人材育成については、会社経営者が抱える大きな悩みです。会社が大きくなるまでにはお金の苦労がつきものですが、大きくなったらなったで従業員の不足するという悩みが出てきます。会社の経営が安定するまではそれなりに時間がかかりますから、経営者は皆悩みながら運営していくことになるでしょう。